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たろう観光ホテル跡(宮古市)Pilgrimage site

東日本大震災の震災遺構に認定されている「たろう観光ホテル跡」は、1階と2階、3階の一部が津波によって破壊されたが、4階から上は津波発生時と同じ状態で残されている。

来訪者の見学を受け入れている遺構は、宮古市が提唱する『学ぶ防災』の拠点施設として、ホテルの経営者自らが撮影した津波襲来時の映像を撮影した部屋で公開している。映像からは、凄惨な津波の被害を再認識できるほか、湾内での津波の到達経路など、津波発生時の貴重な情報を得ることができる。

経営者の松本勇毅氏は、「あの日は、ある団体の受け入れ準備をするためにホテルに居りました。団体の宿泊予定が震災の翌日だったことが、せめてもの救いです」と、感慨深げに語っている。

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