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ごあいさつAbout us

語り継ぐことこそが最大の防災

東北お遍路プロジェクトは、2011年3月11日に発生した東日本大震災により、被害を受けた福島県いわき市から青森県八戸市までの沿岸地域に、慰霊と鎮魂の道を作ろうと2011年9月に発足しました。四国遍路が1300㎞あるのに対して、リアス式の海岸を行く東北お遍路は1700㎞の道のりとなります。 2012年より「千年先までも語り継ぎたい津波の被災地」を公募。以来、集まってきた候補地を3年かけてメンバーが現地を訪問し検証しました。こうして絞り込まれた105ヶ所の候補地を、有識者による創生委員会を経て、2014年11月に59ヶ所の「東北お遍路巡礼地」として発表し、その後4ヶ所を追加、現在63ヶ所になっております。

東北は幾度も津波の悲劇に見舞われましたが、今回の大震災を経てあらためて思うことは、「語り継ぐことこそが、最大の防災である」ということです。多くの方々に巡礼地を辿って頂くことにより、東北の海岸線に1本の祈りの道ができれば、辛かったけれど前向きに生きた私たちの震災の記憶が、千年先にも語り継がれていくことでしょう。 今後も東北お遍路プロジェクトは、東北の各被災地と連携して、被災地の復興にわずかでも助けになれるよう、活動を続けてまいります。

一般社団法人東北お遍路プロジェクト理事長新妻 香織


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