（社）東北お遍路プロジェクトのロゴマーク決定Activity
2013/02/26
東北お遍路の女神様誕生！
このたびは「東北お遍路ロゴマーク募集」に際し、全国から多数のご応募を賜りありがとうございました。2013年2月26日、頂きました100点の作品を、遠藤一男東北工業大学講師を委員長に、ロゴマーク選定班が厳正なる審査を行いました結果、平沼宏夫氏（東京都）の作品に決定いたしましたのでご報告いたします。
繊細な線で女性の顔を描いた作品で、線の延長は仙台湾に連なる東北の海岸線を表現しています。やさしく包み込むような表情は、少女のようであり、修道女、あるいは弥勒菩薩のようでもあり、東北お遍路プロジェクトのコンセプト「祈り」に大変マッチした作品になっています。
今回集まった作品を見ていますと、「お遍路」というイメージからか、白装束に菅笠の「四国のお遍路さん」を描いたものが大変多かったです。しかし東北お遍路プロジェクトは、宗教色を排し、四国お遍路とは全く違う新しいコンセプトで、巡礼の道を考えたいと思っています。
それはそれぞれの方がそれぞれの形で「祈る」ことにより、東北の被災地の慰霊をしようというものです。またここを行き交う人々に震災を語り継ぐことにより、東北に住む我々が津波の記憶を風化させないようにしたいのです。
東北お遍路プロジェクトは、東北の皆さまが元気を取りもどすための「希望の種」を、いよいよこれから蒔いて参りたいと考えておりますので、「東北お遍路」を新たな交流のための資源として活用し、盛り立ててくださいますようよろしくお願い申し上げます。
（社）東北お遍路プロジェクト理事長・新妻香織